【GoTo トラベル】Goto 徳島、渓谷の隠れ宿「祖谷美人(いやびじん)」を満喫、かずら橋もGO

Gotoトラベルを使用して、徳島県三好市(みよしし)の宿「祖谷美人」(いやびじん)に宿泊しました。四国の山々に囲まれた隠れ家的なお宿は、特に部屋と料理がグッドでした。翌日には宿の近くにある「かずら橋」と帰宅途中の鳴門大橋「渦の道」にいきました。2020年11月のコロナが蔓延している世の中、この宿と場所を選んだ理由も紹介します。

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徳島県三好市

徳島県三好市は徳島県の最西端にある市で、香川・愛媛・高知とも隣接しています。徳島最高峰の剣山(つるぎさん)や吉野川があり、自然豊かな地域です。

祖谷(いや)という地域には植物でできた「かずら橋」(西祖谷に1つ、東祖谷には2つ=二重かずら橋)あり、観光地となっています。また、「大歩危・小歩危」(おおぼけ・こぼけ)という渓谷があり、清流の大パノラマが広がります(国の天然記念物)。

2020年11月末、コロナの第3波といわれる感染状況で、Gotoトラベルが停止されるか日程的に微妙な時期でしたが、対策を万全に、旅行を楽しむことにしました。

Go To トラベル

政府が主導している消費喚起の政策ですね。コロナが広がっている中で賛否両論でもあります。

Gotoトラベルの内容を簡潔にまとめると

宿泊・日帰り旅行代金の50%相当を補助(そのうちの7割は宿泊代、3割は旅行先で使える地域共通クーポン)、1人当たり最大2万円の補助、7泊分までの補助

となります。

私の場合は宿に直接オンライン予約したので、「STAYNAVI」(ステイナビ)というサイトでGotoトラベル割引サービスを受けました。QRコードのクーポンが発行されるので、印刷するか画面を宿に見せると割引料金が適用されます。宿で地域共通クーポンがもらえます(写真は紙クーポンですが、電子クーポンもあります)。

地元の飲食店や土産物店、スーパーなどでも使え、隣接する都道府県でも使えるので徳島県の地域共通クーポンは四国4県のほかに兵庫県、和歌山県も使えます(ただし1泊の場合は翌日までが期限、必ず使い切りましょう)。

いざ徳島へ

大阪府在住ですので、朝10時前に出発。名神高速道路~阪神高速~第二神明道路から明石海峡へ。阪神高速3号神戸線(大阪~神戸を結ぶ高速道路)は少し渋滞していましたが、そこを過ぎると渋滞もなく神戸鳴門自動車道へ入りました。

明石海峡大橋~淡路島を縦断

明石海峡大橋はやっぱりいつ通ってもきれいですね。橋を渡ってすぐの「淡路サービスエリア」で休憩。快晴だったので景色がきれいでした。やや人も多く時間も早かったので昼食はとらずに出発。

12時すぎには淡路島最南端のサービスエリア「淡路島南パーキングエリア」に到着したので昼食をとりました。私と娘は淡路玉ねぎラーメン、妻は淡路玉ねぎカレー。玉ねぎの甘みがスープにとけておいしかったです(カレーは普通だったらしいです。。)平日なので人も少なめでした。

徳島に入ってからが遠い

鳴門海峡の「大鳴門橋」をわたるといよいよ徳島です。鳴門には米津玄師さんが歌って有名になった「大塚国際美術館」がありますね。鳴門や徳島市街などは関西からも近いのですが、今回訪れる三好市の祖谷地方は徳島の最西端、徳島自動車道を縦断することになるので結構時間がかかりました(途中「上板SA」で休憩)。

実は娘が1歳のときに一度祖谷美人に訪れたのですが、その時は道を間違え山間の旧道に入ってしまい運転で怖い思いをしました(ガードレールもない崖の隘路が続きます)。今回は間違えずに県道へ。ちなみに祖谷美人のホームページにもそのことが書かれています。

上記の道を下ると大歩危峡小歩危峡が現れます。こちらも絶景。このあたりには妖怪の伝説が多くあり、大歩危の道の駅には妖怪のオブジェや妖怪屋敷(有料)があります。

午後3時半、約5時間半かかって無事「祖谷美人」に到着しました(途中休憩4回挟みました)。

渓谷の隠れ宿「祖谷美人」

先ほども書きましたが、祖谷美人に宿泊するのは2回目です。もともとはお蕎麦屋さん(祖谷そば)のお店だったそうで、平成18年に宿泊施設になりました。蕎麦などの食事処としても来客があります。建物は和風の作りで趣があります。フロントは畳の暖炉がありくつろげます。ちなみに駐車場には、香川や愛媛など四国ナンバーの他に大阪・兵庫・堺などの関西ナンバーの車が止まっていました。

部屋数は9室のみ、檜露天風呂部屋が5室、陶器露天風呂部屋が2室、特別室(檜風呂、陶器風呂両方あり)が1室、最高級の離れスイート室が1室です。今回は檜露天風呂に宿泊しました(前回来たときは特別室)。

祖谷美人の檜露天風呂部屋の様子

部屋はきれいな和室、もちろんトイレも部屋に完備。設備はテレビ、金庫、給湯器、冷蔵庫など。山の中で電波が入りにくいですが無料Wi-Fiが設置されています。備え付けのお茶菓子で一服。

洗面台もきれいでアメニティも充実しています。また高級マッサージチェアがあり疲れを癒してくれます(これは前回来たときは設置されていなかったような気がします)。長距離運転で疲れている体をほぐしてくれます。

そして全部屋に露天風呂があります。窓の外には祖谷の絶景(祖谷渓)がひろがります。11月下旬なので紅葉シーズンは終わっていましたが、それでも大自然に囲まれた温泉は最高です。写真ではお風呂に窓があるようですが、上面は網戸のみでガラスはありません。ただし、風よけのブラインドもありますので寒さも和らぎます(露天風呂のためやっぱり寒いですけどね)。

食事が豪華、個室で安心

祖谷美人の楽しみ、個室の露天風呂とともにもう一つは「料理」です。地元の美味しい料理が個室で味わえます。席によっては渓谷の景色も楽しめます。スイートルームや特別室に宿泊した場合は「えいらの間」で、その他の部屋は「ゆるりの間」となります。「ゆるりの間」からは場所により外の景色が楽しめます(えいらの間は広いです)。

部屋の中は各個室になっているので、密にならず安心です。真ん中には囲炉裏(いろり)があり、川魚や徳島の郷土料理「でこまわし」が焼かれています(外で食べると1本500~600円します)。

ここからは料理を紹介。子供も大人に準じた料理がでます。素麺に載っているウサギがかわいいですね。

前菜(鮎甘露煮、鹿味噌煮など)
先付(ふしそうめん)

焼き物は鮎塩焼きでこまわし、鮎もくせがなくおいしい。でこまわしの味噌もうまいです。

雨子(アマゴ)という川魚のお造りはお酒によく合います。川魚特有の臭みは全くありません。地元野菜の天婦羅は揚げたて(ウドやインゲン豆など)。

ぼたん鍋(猪鍋)が来る頃にはお腹も一杯、最後の締めはもちろん祖谷蕎麦です。

ほかにはそば米雑炊、ごはんとお漬物、果物です。本日の献立はコチラ↓

ちなみに翌日の朝食も豪華で、ほっとする味の料理が多いです(もちろん和食)。

西祖谷のかずら橋

チェックアウトすると横の蕎麦屋内でドリンクサービス(コーヒー、紅茶、ジュース)があります。テラスからは渓谷の絶景が眺めます。小便小僧ならぬ小便狸もいます。

祖谷美人から車で5分ほどの「かずら橋」に行きました。多少観光客もいるものの朝10時すぎなのですいていました。バスツアーの高齢者が多い印象です。。。橋を渡る際はみんな「へっぴり腰」になります。橋をわたる料金は大人550円、子供350円とちょっと高め。

河原に降りることもできます。水の色は透明でまさに「清流」です。近くには大きな土産物屋・料理屋などがある「かずら橋夢舞台」という施設があるので、ここで地域共通クーポンを使用しお土産を購入しました。かずら橋夢舞台には祖谷の歴史や民俗文化が学べるコーナーもあります。

琵琶の滝
かずら橋夢舞台

大鳴門橋「渦の道」

帰宅途中の徳島県鳴門市でいったん高速道路を降り、大鳴門橋の真下にある「渦の道」(うずのみち)に行きました。こちらも約10年ぶり、2回目です。

眺めがよいですが、途中には床がガラス張りのところがあり、ゾクゾクと脚がすくみます(私と娘は大丈夫、妻はNG)。また、真ん中の展望室は潮風が吹き抜けるので、秋・冬は寒いです。渦の道からは兵庫県の家島諸島や和歌山の潮岬なども眺めることができます。

時期・時間的に「うずしお」が発生してなかったのが残念でしたが、大潮の満潮のときなどはすごい「うずしお」が見られます。なお、渦の道の入場券には一部、地域共通クーポンを使いました。

地域共通クーポンでお土産購入

自宅用や、両親、会社関係に配る土産などは地域共通クーポンで購入しました。クーポンの期限は当日限りなので、どっさり購入しています。こんだけ購入してもほとんどお金は支払っていません(約8000円分!)。

大阪府に到着したのは19時ごろ、さすがに疲れました。

祖谷美人の宿代、Gotoトラベルでいくらになったか?

はじめに紹介したとおり、Gotoトラベルは宿代の35%が補助されるということで、今回の一泊2食プランは

  • 大人22900円×2=45800円
  • 子供16030円×1=16030円

合計61830円かかるところ、35%分21640円もGotoクーポンとして割り引かれました。なお、大人1人150円の入湯税が別途必要で、支払い総合計は40490円でした。子供1人分はタダになった計算ですね。

もちろんほかに15%分の地域共通クーポン(今回は9000円分)ももらえるので、やっぱりGotoトラベルはお得でした。

祖谷美人を選んだ理由

今回祖谷美人に宿泊した理由について、もちろんGotoでお得になるので、少し高級なところを選んだのも一つですが、他にも以下のような理由があります。

  • お部屋の中に露天風呂があり、他の人と一緒にならない、部屋から浴場へ移動する必要もないので安心
  • 最大9組、静かな宿で騒ぐ団体客のような心配もない
  • 料理も個室で食事できる

実際に、宿では当日も予約は満室でしたが、他の宿泊客に全くすれ違わなかったです。唯一のデメリットといえば、関西圏の私たち家族からすれば遠いことですね。大阪から車で行くと明石海峡など橋も2階渡るので、高速道路代が片道7000円弱かかりました。それでも逆に言えば観光客がそれほど多くないので、のびのびと行動できます。

まとめ

徳島県の秘境「かずら橋」やのんびりくつろげる宿「祖谷美人」を紹介しました。

Gotoトラベルについては賛否両論もありますが、やっぱりかなりお得になると思いました。

私見ですが、私も「コロナ」を軽視しているわけではありません。コロナが怖いからこそ、マスク・手洗い・消毒・うがいをしっかりし、なるべく密になるところは行かないよう心がけています(今回一番”密”だった場所は帰りの淡路ハイウェイオアシスでした)。ただし、必要以上に怖がらずになるべく経済活動もしていきたいです。

そんな世の中でも「祖谷美人」はぴったりな宿ではないでしょうか?

個々人がしっかりした行動を心がけて、お得なGotoトラベルをたのしみましょう

 

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