関西電力からlooopでんきに乗り換え変更3か月、電気代はどれだけ安くなったのか?検証

電力自由化:2019年6月に関西電力(従量電灯A)から「looopでんき」(ループ電気)に乗り換えて、3か月が経過しました。電気料金は果たして安くなったのか、はたまた高くなったのか?使用電力などをlooopでんきの契約者ページで確認してみます(画像は各公式ホームページより引用)。

2021年9月で30万件以上の(低圧)契約件数と着実に伸びており、安心できる企業です。

スポンサーリンク

2019年6月に電力会社乗り換え

私は大阪在住なので、これまで関西電力(従量電灯A)を契約していました。家計を見直すために、電気代を少しでも安くできないかと検討し、電気やガスの切り替え総合サイト「エネチェンジ」経由で電力会社を変更しました。

エネチェンジは家庭の電気使用量などを入力することで、いろいろな電力会社の電気代・プランを比較できるサイトで、以前にエネチェンジで関西電力から「looopでんき」に変更しました。エネチェンジで変更した経緯、申し込み方法などは以下の記事で紹介しています。

関連記事

電力自由化を受けて、ちょっとでも電気代が安くなることを期待し、遅ればせながら我が家の電気もついに新電力に切り替えました。 関西電力からLooopでんきに変更したので、シミュレーションの様子や実際に切り替えを行った方法を画面キャプチャと[…]

looopでんきとは?

looopでんきを提供する会社は株式会社looopといい、2011年4月に以下の経緯で設立されました(本社は東京にあります)。

Looopは、2011年4月、東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市・気仙沼市へ赴き、複数の施設へ独立型ソーラー発電セットの無償設置を実施したことがきっかけとなり、設立した会社です(looop株市会社の会社情報より)

かなり新しい会社ですね。特にソーラー・太陽光発電の自然電力に力を入れている会社です。

そして2015年11月に経済産業省に登録小売電気事業者として登録されました(家庭用などの「低圧向け」は2016年4月から申し込み開始)。2018年3月にはlooopでんきの低圧向け申し込み件数が10万件を突破しています。2019年10月からlooopでんき+ガスでガス事業にも進出しています。

looopでんきの契約形態は?

従来の電力会社は電力使用量に応じて電気代がかかる「従量料金」の他に「基本料金」という一定額が必要でした。looopでんきはこの「基本料金」がなく(0円)、電気を使った分だけの支払うプランとなっています(おうちプラン)。

関西電力で一般的に契約する「従量電灯A」とlooopでんきの「おうちプラン」を比較してみます。関西電力の方は段階的にあがる形式で、電気使用量が少ない場合はlooopでんきよりも安くなります。ただ、いつも思うのですが、段階的に電気代が上がっていくのはかなりややこしいですね。

(税込)
関西電力 looopでんき
単位 料金単価
最低料金(最初の15kWhまで) 1契約 341.02円 22.4円
電力量
料 金
15kWhをこえ 第1段階 1kWh 20.32円
120kWhまで
120kWhをこえ 第2段階 25.80円
300kWhまで
300kWh超過分 第3段階 29.29円

looopでんきはわかりやすい金額体系です。なお、looopでんきも関西電力も同じですが、ここに「燃料費等調整額」と「再エネ発電賦課金」がかかります。

スポンサーリンク

looopでんきの「ご契約者さまマイページ」

looopでんきを契約し、メールアドレス等を登録すると「ご契約者さまマイページ」にアクセスすることができます。

「ご利用請求明細照会」でPDFファイルの電気代明細詳細を閲覧・ダウンロードできるほか、「電気使用量グラフ」で1日ごとの電気使用量を確認することできます。とくに電気使用量グラフは1週間分のグラフを1つに表示し時間別にグラフ化しているので、どの時間帯やいつの日付に電力をよく使用しているかなどを確認でき、節電の助けになりますよ。

looopでんきに変更して電気料金がどれだけお得になった?

それではおまちかねの電気料金の節約額を検証してみます。なお、今回の比較条件等は以下の通りです。

・家族構成ほか:3人(夫婦および娘)、マンション(太陽光などは無し)、ガスは都市ガス(大阪ガス)
・比較する電力会社:looopでんき(おうちプラン)VS 関西電力(従量電灯A)
・期間:2019年6月(5日)~2019年9月の3か月間

電気代の比較はlooopでんきの契約者ページの電気使用量グラフをクリックし、「節約額チェッカー」を選びます。

節約額チェッカーにアクセスすると、登録済みの以前使用していた電力会社のプラン(私の場合は「関西電力 従量電灯A」)をそのまま使用していた場合と、現在のlooopでんきの契約で数か月間の電気代比較グラフが表示できます。

気になる電気代の3か月間(2019年6月~9月)の合計節約額は…?

3か月間の合計は4437円節約できました。1か月あたり約1400円節約できたことになります。エアコン等で電力使用量が多くなる時期ですが、単に電力会社を変更しただけで特に電気供給などに問題もないので、思ったよりも高い節約額でうれしいです。

電気料金の節約額詳細は以下の通り。

年月 電力総使用量 looopでんき 関西電力
2019年7月 300kw 7,680円 8,068円
2019年8月 511kw 12,989円 14,804円
2019年9月 573kw 14,456円 16,690円

冬場はエアコンはほとんど使わないのですが、日没が速くなり電灯をつける時間が長くなるので、こちらも節約額がどの程度になるか楽しみです。今度は1年間使用してどれだけ節約できたかも検証したいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?電力会社を切り替えるだけで、電気代が実際に下がることが確認できたかと思います。

とくにlooopでんきは基本料金がなく従量料金が一定のわかりやすい料金体系なので、単身者であまり家にいないなど、よほど電気使用量が少ない方以外は電気代が節約できると思います。

お住いの地域によって従量料金が異なりますので、まずは過去の電力使用量をもとにシミュレーションエネチェンジ経由で実際に電力会社を切り替えるとギフト券がもらえるなど、さまざまな特典があります。消費税増税で家計を見直すためにも電気料金について考えてみるのをおすすめします。

広告