【書評】「Google AdSense マネタイズの教科書」をブログ初心者目線で読んでみた

まだまだブログをはじめたばかりの「初心者」なのでブログに関する書籍を買っては読んで勉強しています。

今回は『Google AdSense マネタイズの教科書 [完全版]』という2018年11月に発売された書籍を購入しました。

ブログ初心者の私が【書評】するのはおこがましいかもしれませんが、この本でわかったことと感想、今後実践したいことを超初心者目線でまとめました。批判やコメントなどしていただければ幸いです。※本書から一部を引用させていただいております。

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『Google AdSense マネタイズの教科書』の特徴

のんくら(こと早川修)氏他3名のインターネット・ブログ・アフィリエイト業界を代表する方々が著者に名をつらねており、良質なGoogle AdSense向けサイトを構築するためのセミナーをぎゅっと詰め込んだような書籍です。

マネタイズの教科書

本文の内容は6つのChapterとして以下の通り構成されています。

  1. 「テーマ」選び
  2. 「SEO戦略」
  3. 「サイト構築法」
  4. 「AdSense」の運用方法
  5. 「オーソリティーサイト」
  6. 10年先も安定して稼ぐために

ブログをはじめて日が浅く、AdSenseの収益も雀の涙ほどですが、一度体系的に学びたいと思い、書店でこの書籍を購入しました。

追記)ブログをはじめて2年、大分収益が上がるようになりました。まさに「継続は力なり」です。

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この「教科書」を読んでキョーシパパが学んだこと

この書籍を読んで、それぞれのChapterで私が学んだことや気づき、感想などを書いてみたいと思います。

1)「テーマ」選びについて

Chapter 1でのキーワードは「10年先でも生き残るテーマ」です。特化型ブログ(一つ・少数のジャンルに特化して専門性を発揮するサイト)について年月が経っても安定しているようなテーマ選びを中心に書かれているので、当サイト「キョーシパパ」のような「雑記ブログ」では頭が痛いところです。

当サイトでは商品レビュー中心という大雑把な「テーマ」はありますが、紹介する商品のジャンルは特に決めていませんし、「サービス紹介」や「お得情報」などのカテゴリでも記事を書いています。特化型のサイトはアクセスを集めることはよくわかるのですが、やはり専門的な知識や取材などをする時間も必要だと思うので、私みたいな凡人には敷居が高いです。

ということで、私がChapter 1で得たことは

・時代によって変化しないテーマとは

例えば「千葉県でアサリがたくさん撮れる潮干狩り場を紹介」といったテーマよりも、「潮干狩りのノウハウとアサリをたくさん採るコツ」というテーマのほうがいいでしょう。(中略)潮干狩りのノウハウやコツは10年前も今も10年後も変わらないからです。

上記についてはなるほどと思いました(もちろん潮干狩り場の紹介を詳しくまとめるサイトは重宝されますが個人では難しい、しかもお出かけスポットの一つなのでそういうサイトはすでにありそうですし)。マニアックな情報で記事の内容に安定感がでそうですね。潮干狩り用の商品などのアフィリエイトもできますしね。

・ライバルのサイトが少なく需要の多いテーマを狙う

とくに「Yahoo!知恵袋」や「教えて!Goo」が上位に来るようなテーマはチャンスということで、確かにこれらが上位にのるような情報は内容が薄かったり、テキストベースで分かりにくいものが多いですからね。

・レッドオーシャンのブルーオーシャン化(戦略)

「ずらす」「変える」「加える」「引く」「抜く」「シフトする」といったさまざまな角度で思考を働かせてライバルとの差別化を図りましょう。

上記については私は記事のオリジナリティーを高めることが大事、と解釈しました。私のような商品レビューだとどうしても他の方と似たような記事になることがありますが、そこは上記のような工夫をすることで他の記事と差別化できることになります。

2)SEO戦略ついて

この本ではテクニック的なSEOの方法はあまり書かれていません。Googleでは検索アルゴリズムは一部しか公表されていないので、SEOに頼るのでは無くやはり良質なコンテンツを作成することが、結果的に検索されアクセスを集めることに繋がると説いています。

その中で私が重要だと感じたことは

・ページタイトル・記事には質問だけではなく、答えも含ませる。

夜デートに行く場所を検索していて、検索結果に「デートにおすすめのスポット」と「デートにおすすめの夜景がキレイなスポット10選」が表示されていたら、どちらをクリックしたくなるでしょうか?

やはり私でも後者をクリックします。

・Googleはキーワードと記事との関連性が高いコンテンツを上位に表示する際、関連性の判断に「共起語」というワードを使う。

共起語」はじめて聞きました。学校と検索すると教育、学費、偏差値、先生…など特定の単語の周囲で関連する言葉のことだそうです。

コンテンツマーケティングを実践するものであれば、共起語は知っておきたいところです。少し聞き慣れない言葉かもしれませんが、…

確かに検索するとき、先ほどの「学校」だけで検索することはほとんどなく、たとえば「学校 英会話 大阪」など組み合わせて検索しますよね。Googleのアルゴリズムも人間のような人工知能で検索するので、記事の内容も判断して検索らしいので、この「共起語」を意識するだけでも検索順位が上がるそうです。

でも、いろいろなSEOテクニックや方法論を駆使しても、結局は

・究極のSEOは他にはないコンテンツを作ること

これに尽きます(ですよね)。

3)「サイト構築法」

ここではまずは良質なコンテンツの条件として、信憑性・信用性・専門性・網羅性などを挙げており、もちろん基本的かつ重要なことです。また、ユーザビリティ(表示速度、目次、デザイン、サイト構造など)まとめて説明されており、記事を読んでもらうべきために最低限配慮すべき事項が書かれています。私のサイトはWordpressブログなのでサイト構造などはある程度統一された形式となりますが、テーマやレイアウト、カテゴリ構造などを工夫することで、少しでもユーザビリティを高めることができると思います。

先に文章を書いて後から記事のタイトルや見出しを決める方がいますが、これは逆です。記事のタイトルと記事内の見出しに基づいて文章を書くことでメインキーワードがぼやけることを防ぎます。

私も気を付けないといけないポイントだと思いました。先に記事のタイトルとおおまかなストーリー(見出し)を決めてから書くように心がけます。

そのほか、

・記事を時系列で書く

・意図的に(AdSenseによる)離脱ポイントを作る

・(アクセスの)数字が増えることでモチベーションを維持する

なども参考になりました。

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4)「AdSense」の運用方法

後半のChapter4からはGoogleにも在籍されていた石田健介氏が執筆されているパートで、AdSenseの広告の種類(ディスプレイ広告、インフィード広告…)やその効果的な運用方法などひととおり学べます。また広告の現状を豊富なデータをもとに分析・紹介してあるので、私みたいなAdSense(というかネット広告)初心者でもよくわかりました。

マネタイズの教科書裏

この章のもう一つの大きな内容はAdSense管理画面・レポートの機能紹介です。私もAdSenseの管理画面の内容ははじめはちんぷんかんぷんでしたが、画面や図解入りで分かりやすく書いており、専門用語の説明も豊富なので、これ1冊で2018年以降の最新管理画面や業界知識などが習得できる内容となっています。

・収益向上のためにPDCAのC(CHECK)を大事にする

この言葉を肝に、自身のブログとレポートを見直したいと思います。

5)「オーソリティーサイト」になる

a-ki氏が執筆するChapter 5は「はっきり言ってとても難しい」でした。自分みたいな雑記ブログでは「〇〇といえばこのサイト」と呼ばれるのはありえないと思っていますし、何よりそのような知識や体験も持ち合わせていません。なので、この章は私みたいな初心者や一般ブロガーには役に立たないか?と言われると決してそんなことはありませんでした。なんていえばいいのか、噛めば噛むほど味が出る「するめ」みたいな、読めば読むほど、自分の中の意識が変わっていくそんなイメージの内容です。

おそらく理想はブログよりも自分でデザインできるホームページの方が専門サイト(オーソリティーサイト)に向いているのでしょうか、まずはブログで記事を書くことに慣れてから挑戦したいと思います。

この章は自分がもっと経験を積んで中級者にレベルアップしてからもう一度じっくり読んでみたいと思います。(ただし、個別の内容は素晴らしいのでちょっとずつでも取り込んでいきます。)

6)10年先も安定して稼ぐために

すみません、まだ10年どころか1年も続いていませんので、時期尚早の内容かもしれません。ところが読み始めてみると、ブログ・サイトを続けるためのモチベーション的なことが書かれていました。

・AdSenseの最大の敵は一喜一憂する自分

→結果を気にせず淡々と記事を入れていこう

・(サイトを続けるのに)躓きそうになったときの対処法

→人と比べず自分の成功を信じよう

どうですか?すこし精神的な気もしますが、自分にとってはこれらの内容もこれからもブログを続けていこうという気持ちの持ち方を提供してくれるという意味では有益でした。

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まとめ

今回は「Google AdSense マネタイズの教科書 [完全版]」という書籍を紹介しました。

恐らく、この本はずっと手元に置いておく価値がある内容です。理由は確かに技術的な部分(たとえば広告の種類やSEO戦略など)は今後新たなアルゴリズムや技術が開発され、古くなるかもしれません。ただ、テーマ選び、コンテンツやサイト構築法オーソリティサイトになるための方法、10年先を見据えたサイト構築を目指すChapter 6など、知識ではなく考え方・意識の持ち方など不偏的な内容であとがきにあった「10年先にも通用するノウハウ本」というのはうなずけます。これで税抜1800円は正直安いです。教科書という表現は大げさでないです。何より、自分の中で今後のブログ運営のモチベーションが上がりました。

まずは、今後のブログ記事のネタ作りにこの本で学んだことを少しでも生かしてよりよい記事・ブログを作ることを目標に頑張ります!

みなさんも興味があればぜひ読んでみてください↓

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