2022年8月、夏休み期間を利用して三重県に旅行してきました。旅行の行先は志摩、鳥羽です。宿泊したところは「都リゾート奥志摩アクアフォレスト」という三重県志摩半島の英虞湾(あごわん)というところにある、山海の自然豊かな中にホテル。大阪から車で行ったのですが、結構遠かったです。ホテルまでの道のりで寄り道した観光地と、ホテル内の施設や料理・部屋などを紹介します。
奥志摩アクアフォレストまでの道のり
大阪から奥志摩に車で行く方法は主に2つあります。Googleなどのマップアプリでは、まず経路選択されるのは名神高速(または国道1号~第二京阪)から新名神高速道路経由で伊勢自動車道方面へ行く方法、そしてもう一つは阪神高速道路から近畿道~西名阪自動車道を通り、名阪国道(一般道)を通って伊勢自動車道に乗るコース。
前者は時間は早くなり、新名神は交通量が少ないわりに道が広く運転がしやすいというメリットがありますが、料金が高くなります。後者は時間が少し(20分程度)余分にかかりますが、料金は安く済みます。その理由は名阪国道という国道25号の一般道路を使うことにあります。念のため、私が住んでいる吹田市から出発したとして、新名神経由と名阪国道経由で時間と料金を比較してみます(時間については出発時刻や平日・休日によって誤差があるので目安としてください)。
経路 | 時間 | 料金(休日割引) |
名神吹田~新名神~伊勢自動車道伊勢西 | 3時間15分 | 4610円(3580円) |
阪神高速森ノ宮~近畿道~西名阪~名阪国道~伊勢西 | 3時間26分 | 3810円(3220円) |
時間・走りやすさを選ぶか、料金を選ぶかで決めるといいですね。ただし休日は括弧内の料金で差が300円程度、時間は30分ぐらい短縮できる場合もあるので、渋滞情報などをみて、計画的に経路を選ぶのが得策です。
途中に寄った場所
約3時間半以上かかる長い道のりなので、途中はサービスエリアなどで休憩をはさみながら移動しました(近畿自動車道はものすごい雨でしたが、名阪国道からは雨も止み、いい天気に)。
サービスエリアは西名阪自動車道の香芝SAや、伊勢自動車道の安濃SAなど、サービスエリアはドライブの醍醐味?ですね(画像は安濃SAで購入したメロンソーダ500円)。
猿田彦神社
伊勢といえば「伊勢神宮」がまず挙げられると思いますが、すぐ近くには「猿田彦神社」という神社があり、今回はこちらに寄り道しました。駐車場が30分無料なので、ささっと車を停めて参拝。
猿田彦神社は「みちひらきの大神」で、建築・方位除け・災難除け・開運・事業発展・五穀豊穣・大漁満足などのご利益があるといわれています。境内には「佐瑠女神社」(さるめじんじゃ)という、技芸の上達や色々な良き御縁にご利益がある境内もあります。どちらも参拝し、娘に「みちひらき小まもり」を購入しました。神社ではよく挙式も行われるようです。
平日だったため、参拝客は少なく落ち着いてお参りできよかったです。
横山展望台(横山天空カフェテラス)
次は標高203mの横山というところにある「横山展望台」、ここは車で上のほうまで上がれるので、ラクにいい景色が望めます(道が狭いので車の運転は少し注意)。今回は特に利用していませんが、「ミラドール志摩」というカフェテラスもあります。ドリンクやご当地の食材を使ったサンドイッチ・バーガーなどが楽しめます。
ちなみに画像のマップの通り、登山コースにもなっており、たくさんの登山道があります。
展望台のデッキからはリアス式海岸の英虞湾が一望でき、今回宿泊する「アクアフォレスト」も遠くのほうにかすかに見えます。
都リゾート奥志摩アクアフォレスト
朝10時出発、途中大阪府内では渋滞・豪雨に巻き込まれつつ、上記の2か所に立ち寄ったのでアクアフォレストに到着したのは16時でした。約6時間(通常は3時間半)かかりました。先ほどの紹介した横山展望台から見えた英虞湾の海と山に囲まれた立地にあります(コンビニ等は近隣にないので注意)。
「都リゾート」は、近鉄グループ「株式会社近鉄・都ホテルズ」が運営するホテルで、「シェラトン都ホテル東京」や「大阪マリオット都ホテル」「ウェスティン都ホテル京都」など、全国に25施設(2022年8月現在)が展開されています。
「都リゾート奥志摩アクアフォレスト」はもともと郵貯の保養施設(1999年7月開業)だったのが、2007年に「ホテル近鉄 アクアヴィラ伊勢志摩」となり、2019年に現在のアクアフォレストになっています。
ロビー・フロント
アクアフォレストのフロントやロビーの様子です。カヌーや自転車などが飾られていました。自転車はレンタサイクルということで、大自然の中サイクリングを楽しむ方も多いです(3時間1000円、6時間1500円)
今回は到着が遅かったため、散策には出かけませんでしたが、遊歩道や干潟、海水浴場などがあり自然を満喫できます。
※自然が豊かなため野生動物(イノシシ・タヌキ他)と遭遇する場合がございます。
とあるように、私も車の中からですが、ホテル近くの道で「イタチ」に遭遇しました。
部屋
客室のタイプは様々ありますが、今回は一般的な「レギュラーツイン」で4~7階のうち6階の部屋でした。窓からは伊勢志摩国立公園の大自然を眺めることができ、部屋も広々していました。
テレビやドレッサーなど、使いやすいです。水は無料でもらえます。
お風呂・トイレはもちろんセパレート、ベッドは1台簡易ベッドでしたが、しっかりしていました。
食事(ブッフェ)
夕食および朝食はレストラン「はまなぎ」でホテル自慢のブッフェ、こちらは夕食の座席、18時過ぎに行ったので混んでいましたが、座席はあまり人が通らない落ち着いた場所に案内されました(食事に近い場所はもっと席が多く、かなり密でした)。
夕食のブッフェ会場は人が多く、料理が並んでいる場所の写真を撮ることができなかったので、さらに取り分けた料理の一部のみ。特に、その場で調理するステーキや揚げたて天ぷらが美味でした。
また、特に三重県産の郷土料理や地場品を使った料理がおいしかったです。
- 鯛のお造り
- てこね寿司
- サザエの刺身
- あおさのお味噌汁
- 三重県産ポークの炒め物
- 三重県産スズキのブイヤベース
など。
朝食も同じ「はまなぎ」。朝食は一番乗りだったため、食事が並んでいる光景もパシャリ。伊勢うどんやカツオ刺身の茶漬け、もちろんパン・ご飯など朝食も充実していました。席は食事の近くでしたが、最初に着席したため夕食時と違い、ゆったりと食事できました。
和洋中様々な食事を楽しめます。
オムレツやウインナー、ハッシュドポテトなど。子供も喜びます。ドリンクもたくさん。
朝からがっつり食べました。少しあぶって食べる干物の美味。デザートもたくさん、食べすぎ注意。
天文館
アクアフォレストの目玉の一つが、大きな天体望遠鏡がある「天文館」、あいにく曇りがちで星が見えにくかったですが、それでもスタッフの方にスマホでこんなきれいな月の写真を撮ってもらいました。クレーターがくっきりです。条件が良ければ木星(縞模様)や土星(輪)なども見えるようです。
その他
ほかには打たせ湯的なシャワーやジャグジープールなども楽しめる温水プール、海水浴場、バーベキューコーナー、カラオケルーム、ゲームセンター、お土産屋、そしてもちろん伊勢志摩温泉「ともやまの湯」などもあります(プール画像はアクアフォレスト公式ページより)
たくさんのお楽しみがある「都リゾート 奥志摩アクアフォレスト」、1泊ではすべてを周れませんでした。詳しくはホテル公式ホームページをご覧ください↓。
自然に癒され、自然と遊ぶ。潤いをチャージする水の楽園。美しい自然を味わうことができる、伊勢志摩ならではの特別な休日がここ…
ちなみに今回の宿泊代は、会社の福利厚生による補助も利用したことで1人5000円引きとなり、3人合計で36300円+入湯税300円でした。
鳥羽水族館へ
朝食でブッフェを満喫後、雨模様の天気だったのこともあり、そのまま「鳥羽水族館」へGO。アクアフォレストから約50分で到着しました。土曜日ということもあり、駐車場が少し混雑するかなと思いましたが、すぐに入れました。
鳥羽水族館といえば「ジュゴン」のセレナ。何とも言えない可愛さがあります。ガラスにむにゅーとぶつかっていました(笑。ほかにもマナティやラッコ、アシカや危険生物(蛇やサソリ、毒があるクラゲなど。。。)の展示もやっていました。
「アシカのショー」は必見。飼育員のお姉さんとの息遣いがぴったり、セイウチはすごく大きい(ですが、この子はまだ小さいほうのようです)。
朝から訪れたのでほぼ全部の水槽を見ることができました。ただ13時を過ぎると人が多くなってきたので、退散。帰り際には駐車待ちの車で大渋滞になっていました。
まとめ
「都リゾート 奥志摩アクアフォレスト」と周辺観光を紹介しました。
とくに夕食・朝食とも料理がおいしく、種類も豊富で満足でした。
また、天文館や国立公園の遊歩道など、大自然を満喫できる立地が魅力です。周辺にコンビニ等はほとんどないので、そこだけは注意してください。といってもプールやゲームセンターなど、子供が喜ぶものもあり、家族連れやグループでの宿泊客も多かったです。ホテル内の施設や環境がいいので、特に寄り道せずに、ホテルを目的地として中でたくさん遊ぶのもお勧めです。
娘は鳥羽水族館でラッコの抱き枕を購入、大満足の旅行でした。