「もったいないをおいしいに」2022年10月17日にエースコック株式会社から発売された「なにわの潮(うしお)ラーメン」、大阪湾で獲れ、一般流通し難い「未利用魚」を魚介だしに利用したラーメンをこのほど食しました。食品ロス問題にも取り組むことができ、しかもおいしいラーメン、塩味、醬油味をそれぞれ食したので、食レポします。※完売しています。
食品ロス問題
「食品ロス問題」とは『まだ食べられるのに捨ててしまう食べ物の問題』のことで、もったいないだけではなく地球環境にも悪影響を及ぼし、世界の人口増加に対する食糧不足がますます起こるといわれているそうです。近年よく聞くSDGs(持続可能な開発目標)と呼ばれる考え方の中で、この食料の廃棄を減らすこともターゲットの一つになっています(出典:農林水産省Webサイト)
この食品ロスを削減する官民一体の取り組みを「食品ロス削減国民運動(NO-FOODLOSS PROJECT)」(画像の出典:農林水産省)といい、大阪府吹田市に本社をおくインスタントラーメン製造販売を手掛ける「エースコック株式会社」がその運動に賛同する一環として、未利用魚を利用した「なにわの潮ラーメン」を開発しました。
エースコック株式会社
「エースコック株式会社」(ACECOOK)は、大阪府吹田市に本社があり、即席めんや即席スープの製造および販売を行っています。1948年にパンの製造・販売店として創業、1954年にソフトビスケット販売会社として設立、1959年から即席めんの製造開始し、1964年から現在のエースコック株式会社に社名を変更しています。
トレードマークの「こぶた」のロゴがかわいいですね。ストラップもかわいいです。
代表的な商品を掲載しましたが、どれも一度は食べたり見聞きしたことあるのではないでしょうか?
・スープはるさめ
・エースコックワンタンメン
・わかめラーメン
・モッチッチ
・飲み干す一杯
などなど
そんな即席めん大手のエースコックから、食品ロス問題に取り組むインスタントラーメンが2022年10月に販売されました。
なにわの潮ラーメン
エースコックから発売された「なにわの潮ラーメン」(潮は”うしお”と読みます)が希望小売価格214円(税抜)で発売されました。
大阪湾産の未利用魚(ハモ、シロクチ、コノシロ)を魚介出汁に使用したインスタントラーメンで、醤油味と塩味の2種類があります。先ほど紹介した「ろすのん」というフードロス問題に取り組む農林水産省プロジェクトのロゴマークと、大阪府のゆるキャラ「もずやん」(百舌鳥という鳥がイメージ)がパッケージに載っています。
もったいないをおいしいに変えてしまおう!(NO-FOODLOSS PROJECT)
パッケージ側面には「未利用魚」の説明書きがあります。個人的にはハモは関西でよく食されているイメージですが、きっと店に回らない小さいものやキズものの魚などのことだと思います。
また、醤油味と塩味それぞれの原材料名を載せました。どちらも「魚介エキス」が共通で記載されており、醤油味はチキン調味料・塩味はポーク調味料とスープ材料や具(かやく)に違いがあります(醤油味はなると、塩味は麩)。
パッケージ上面に液体スープが小袋でついています。スープの小袋をとると、またしても蓋の上に「ろすのん」が現れました!
「大阪編」とあるように、今後他の地域編も発売されるかもしれないので期待大ですね。
ラーメンの中身
なにわの潮ラーメンを開封します。塩味と醤油味、どちらも開封しました。塩味は麩と卵、醤油味はなるととメンマが具に入っているのがよくわかります。見た目は普通のカップラーメンですね。
なにわの潮ラーメン実食
それでは、熱湯を入れて3分、実食してみます。まずは塩味、
魚介だしのうまみがダイレクトで感じられ、スープはかなり本格的。のどごしのよい麺とさっぱりした塩味のスープに食がどんどん進みます。
次に醤油味を実食します。
こちらは見た目も味も本格的な魚介醤油といった感じ。こちらも魚介液体スープを入れることで、煮干しラーメンのような和風の風味になり、醤油味がまろやかになります。
塩味と醤油味、どちらもおいしくいただきました(液体スープは蓋の上で温めておきましょう!)。
まとめ
エースコック株式会社から発売された「魚介だし仕立て なにわの潮ラーメン」を紹介、食レポしました。
未利用魚を使用した液体スープで本格的な魚介風味スープのラーメンが出来上がり、想像以上においしく食べることができました。エースコックは「飲み干す一杯」に代表されるようにスープがおいしいラーメンが多い印象。
ちなみにカロリーはほぼ同じ(醤油味248kcal、塩味250kcal)でどちらもあっさりとしていますが、実に奥深い味になっています。
気になった方は一度ご賞味ください↓。